

配球は読むべき? 大阪桐蔭で学んだ「ストレート待ち」の打撃論
■大学時代に苦い記憶 阪神・坂本誠志郎捕手 私は現役時代、あまり配球を意識せずに打席に立っていました。ストレートにタイミングを合わせながら、変化球が来たら対応する形です。そのため、打席では相手の捕手を意識することなく、投手との対戦に集中していました。 しかし、中には気になってしまう捕手がいました。インコースにミットを構えている気配を出して投手にアウトコースを要求したり、わざと打者に足音が聞こえるようにして構える場所を移動していると感じさせたりする捕手がいます。そういうタイプは嫌でした。意識しないようにしても、「今、絶対にインコースに構えた」などと気になってしまいます。捕手の動きに気を取られ、投球に集中できなくなります。 特にやりづらさを感じたのは、現在阪神でプレーしている坂本誠志郎捕手です。学年が1つ上の坂本捕手とは、大学時代に対戦しました。坂本捕手は打者が嫌がるあらゆる策を講じてきました。投手がセットポジションに入ると打者に分かるように動いたり、逆に気配を消したりします。 打者に聞こえるように、ぼやくこともありました。大きな独り言の
9月11日読了時間: 4分


野球のデータはどこまで信じる? 大阪桐蔭、亜細亜大で感じた落とし穴
写真はイメージ ■大阪桐蔭の伝統 寮の食堂でタイミング合わせるミーティング MLBをはじめ、最近の野球はデータが重視されています。高校野球でも、データ班をつくるチームが増えています。 私が所属した大阪桐蔭高校では、メンバーを外れた部員がデータ分析を担当しました。ただ、カウント別の配球のような細かいデータはなく、担当者が試合を見て「打者がストレートに遅れている」、「変化球の割合が高い」といった印象をメモし、チームで共有する形でした。 それ以外の対策としては、相手投手の映像をチェックしました。大阪桐蔭では、試合の数日前になると、対戦を想定してタイミングを取るためのミーティングがありました。選手が寮の食堂に集まり、全員で投手の映像に合わせてタイミングを取ります。スイングをするわけではなく、タイミングを合わせるだけのミーティングです。今振り返ると異様な光景ですが、当時は当たり前の準備として毎試合続けていました。 安打の確率を上げるためには、打撃フォームや筋力など様々な要素が必要になりますが、結局はタイミングが合わなければバットに当てることさえ
8月23日読了時間: 4分










