

強豪校のサインは複雑? 大阪桐蔭と亜細亜大で学んだ「本質」
■シンプルな大阪桐蔭のサイン 違いは意図の“理解度” 大阪桐蔭高校と亜細亜大学の野球部OBだったとお話しすると、練習内容や監督の指導方針など様々な質問を受けます。その中で、「サイン」について聞かれることがあります。 高校や大学では大半のチームが、盗塁やバントなどのサインが設けられています。そのサインが、強豪校は数が多く、複雑という印象を持っている方が多いようです。 他のチームの事情を詳しく聞いたことがないので比較は難しいですが、大阪桐蔭のサインはシンプルでした。サインの種類も監督が触る体の場所も一般的だと思います。他のチームとの違いを挙げるとすれば、監督が出すサインの意図や狙いを選手がしっかりと理解した上でプレーしているところだと思います。 大阪桐蔭は普段の練習が非常に実践的です。カウントや走者、点差や投手のタイプなど、試合を想定して打撃や守備の練習をしています。平日も紅白戦を頻繁に実施していました。得点を取る確率、失点を防ぐ確率を最も高くする戦略や戦術を一人一人が常に考えていました。 大阪桐蔭時代の水本 ■サインが全てではない
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なぜ多い? 亜細亜大野球部が教員免許を取る意外な本音
■亜細亜大学4年時 母校・大阪桐蔭で教育実習 前回のコラムでは、私が教育実習で大阪桐蔭高校へ行った際に交流した巨人・泉口友汰選手について書きました。今回は、教育実習の続きです。 通常、大学生が教育実習に行くのは4年生の春か夏頃です。ただ、高校側の配慮で、秋のリーグ戦が終わってからの時期に調整していただきました。その時点で、私は東邦ガスへの入社が決まっていました。大学卒業後に教員を目指す人たちとは事情が違ったため、準備を含めて授業に目いっぱい時間をかけるよりも、野球部の手伝いをしてほしいと西谷先生から依頼されました。 そこで、教育実習ではクラスごとに全て異なる授業をするのではなく、プランをいくつか立て、それをベースにアレンジしていくやり方で授業を進めました。授業の準備時間を減らす分、放課後は野球部の練習をサポートしました。 担当したのは社会科の授業です。教壇に立って感じたのは、生徒が授業に集中しているのか、内容を理解しているのか、表情や動きを見ると意外に分かるということです。自分が高校生の頃は上手く取り繕っているつもりでしたが、先生たち
11月27日読了時間: 4分










