top of page

売上倍増で2期連続の黒字 成長の裏に「縁」と「仕組み」

  • ja0214jp
  • 14 分前
  • 読了時間: 5分

■2期目の収穫は人材紹介 仕組み確立で事業拡大

起業してから学びや発見の毎日で、あっという間に1か月、1年が経っていきます。Ring Matchは4月に2期目の決算を終え、5月から3期目に入りました。

 

野球をきっかけにしたつながりを中心に「人」に恵まれ、会社は順調に成長しています。まだ最終的な数字は出ていませんが、2期連続の黒字で、2期目の売上は1期目の2倍近くまで増えました。

 

コラムを開始した当初にお伝えしましたが、弊社では「野球塾の運営」、「バットの開発・販売」、「野球経験者に特化した人材紹介」と3つの事業を展開しています。

 

2期目で最も収穫が大きかった事業は「人材紹介」です。東邦ガス野球部の後輩で、ITコンサルティング会社でも勤務経験のある小林満平が執行役員として加わったことで、事業の仕組みを確立できました。転職希望の登録者は北海道から沖縄県まで、野球経験者を求める企業も北海道から九州まで広がっています。

執行役員の小林とキャッチボール
執行役員の小林(左)とキャッチボール

■新卒の就職強化へ 転職者とは異なるサポート

3期目は転職希望者に加えて、新卒の就職サポートを強化していく方針です。最近は全国各地にある大学の野球部へ伺って、学生と直接話をさせていただく機会をいただいています。

 

野球部の大学生は4年生の秋までリーグ戦があるため、他の学生と比べて就職活動の時間が圧倒的に少なくなります。野球に集中する中で、業界や企業の研究をしたり、エントリーシートや面接の対策をしたりするのは、簡単ではありません。その結果、全く想像と違う企業に就職すると、本人だけではなく、採用に費用や時間をかけた企業側も不幸です。両者のミスマッチを防ぐため、今期は積極的に動いていくつもりです。

 

実際に大学生から問い合わせも受けています。求職者と企業をマッチさせる事業自体は、登録者が新卒入社する大学生でも社会人経験のある転職者でも変わりません。ただ、サポートの内容は異なります。

 

弊社では求職者と面談を重ねて、個々の強みや相性の良い企業をブラッシュアップしていきます。そこから、企業側に求職者の特長が伝わるエントリーシートの書き方や面接のアドバイスをしていきます。

 

■大半がアルバイト未経験 ビジネスマナーも指導

転職者の場合、働いていた会社のどのような部分が自分の希望とギャップが大きいのか、どんな条件を優先して次の勤務先を見つけたいのかなど、具体的な情報を元に面談を進められます。そして、面談をしていても、メールやLINEで連絡を取っていても、社会人経験者の大半は言葉遣いや返信のタイミングといったビジネスマナーを知っています。

 

一方、新卒入社となる求職者は当然ながら社会人の経験がありません。特に野球部はアルバイトの経験もないケースがほとんどなので、目上の人となると先輩や指導者、学校の先生や保護者くらいです。野球部員は挨拶や礼儀が身に付いています。ただ、ビジネスに求められる話し方、文章での伝え方には不慣れな面があります。

 

そこで、大学生との面談ではビジネスマナーを伝えたり、長所を生かせる業種を提案したりするところからスタートします。転職希望者と比べて企業との面接に至るまで時間を要する面はありますが、段々と求職者のビジョンが明確になったり、面接の練習で成長が見えたりするのは、やりがいが大きいですね

2期目も順調に成長した野球塾
野球塾の事業は2期目も順調に成長

■野球塾は予想以上の業績 指導者のスキル向上

野球塾は当初の予想以上に業績を伸ばせました。1期目から定員がいっぱいの状態が続いていたので、事業としては頭打ちと捉えていました。野球塾のレッスンは、それぞれの選手に合った個別指導です。直接指導をしていない時間は、個々に合わせたドリルやトレーニングに取り組んでもらいます。

 

2期目の途中からは各レッスンの定員を6人から、7~8人に増やしました。これは、指導者のスキルが向上したことで、選手の人数が増えても待ち時間を増やさずに回せるようになったためです。

 

また、土日を中心に小学1年生から3年生を対象にしたジュニアレッスンも2期目から新たに始めました。ジュニアレッスンでは、技術の習得よりも野球の楽しさを伝えることや運動能力を高めることを意識しています。低学年の時期に動きのバリエーションを増やしておくと、高学年以降に野球の技術を習得する際に大きなアドバンテージとなるためです。

 

各レッスンの人数を増やしてから、すぐに枠が埋まり、現在は新規のスクール生が入会できない状況となっています。愛知県外から通っている子どもたちも多いことから、6月には岐阜県で新たな野球塾を立ち上げます。詳細は決まり次第、このホームページやSNSで発信します。

 

私が直接教えられる人数は限られるため、野球塾では私が考える打撃理論や練習法を他の指導者と共有してきました。どの指導者も、選手の動きを見て的確なアドバイスや最適なドリルの提案ができています。3期目以降は野球塾の数を増やして、野球が上手くなる楽しさをもっと多くの子どもたちに伝えていきたいです。

打力アップをサポートするNewton Bat
打力アップをサポートするNewton Bat

■Newton Batも好評 赤色のデザイン新たに登場

最後に、私が開発に携わったトレーニングバット「Newton Bat」は1期目と同様のペースで売れています。最近は赤色のデザインが新たに加わりました。

 

「Newton Bat」は、打撃で重要なバットを内側から出す「インサイドアウト」の動きが自然と身に付く設計になっています。野球塾でも導入していて、購入しているスクール生もいます。サイズは3種類で、中学2年生以上を対象にした「プロサイズ」が特に人気です。

 

実際にバットを使った選手たちからは「打撃の感覚を掴めた」、「試合で結果を出せるようになった」と好評です。まだ広く知られていない課題があるので、3期目は認知度を高めていくつもりです。

bottom of page